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メタデータ研究室(MDLAB)では、ディジタルライブラリ(Digital Library)やディジタルアーカイブ(Digital Archive)を中心に、インターネット上に溢れている様々な情報資源に対し、流通・管理を目的としてメタデータを用いた研究課題に取り組んでいます。インターネット上で様々な情報資源へのアクセス性を高めることや、現在のディジタルコンテンツを将来の利用者にも利用出来るように保存することなど、多くの挑戦すべきテーマがあります。
ディジタルライブラリに関わるテーマにはコンピュータ技術がなければ解決できないことが多くありますが、現在のコンピュータの技術だけでは解決できないことも多くあります。
当研究室では、「情報を扱うための技術とそれを支える概念を理解すること」を目指し、「手を動かして何かを作ってみよう!」ということに関心を持つ学生諸君を歓迎します。
"メタデータ"とは、「data about data」、すなわちデータについてのデータのことを指します。例えば、上の図の様なラベルの付いていない缶詰めを思い浮かべて下さい。この缶詰めの中身は何でしょうか?鯖の味噌煮?それともキャットフード?答えは、缶詰めを開いてみないと分かりません。でも、きちんと缶詰めにラベルが付けられていれば、私たちは簡単に缶詰めの中身を知ることが出来ます。このラベルの様にある物について説明しているデータのことを"メタデータ"と呼びます。また、缶詰めの様に長期間保存するものは、途中でラベルが分からなくなってしまうかもしれません。ただ単純にラベルを付けるだけでなく、1年後、10年後、100年後も中身が分かるようなメタデータを付けることがとても重要になります。
こんなことがディジタル上では頻繁に起こります。本研究室では、ディジタル上の様々なコンテンツに、メタデータを付けることで、それらを簡単にアクセス、管理を行えるようにすることを目指しています。
本研究室では、大きく以下の4つのテーマ(グループ)に取り組んでいます。その他、ディジタルコンテンツの流通に関わることなど、学生からの希望があれば、それに沿って研究テーマを決めます。
ディジタルアーカイブとは、ディジタルコンテンツを長期に渡って保存し、利用者に提供するサービスです。ディジタルアーカイブのためのメタデータ(コンテンツの長期利用のためのメタデータ)やディジタルアーカイブの利用性を高めるための手法と技術に取り組みます。 コンテンツの長期保存と利用に必要なメタデータの設計と管理、保存されたコンテンツの発見支援、複数のディジタルアーカイブの連携などを目的とした研究を行います。 2015年度から東日本大震災に関連するディジタルアーカイブ(震災アーカイブ)や無形文化遺産を対象とした研究を進めています。
マンガの制作や流通に関わるメタデータの研究です。マンガの内容に関する情報、コマや人物など構造に関する情報、マンガ同士や他の資料との関係などを記述したメタデータを整備し、 ディジタル上でのマンガに関する様々な活動を支援します。マンガへの情報付加や表現の分析といったマンガメタデータの利用に加えて、その効率的な作成についても研究を進めています。
Linking Open Data cloud diagram 2017, by Andrejs Abele, John P. McCrae, Paul Buitelaar, Anja Jentzsch and Richard Cyganiak. http://lod-cloud.net/
様々な人や組織が作成したメタデータを、互いに組み合わせて利用できる形で Web 上に公開・共有する、Linked Open Dataという試みが注目されています。連携可能なメタデータの発見や、記述形式などの異なる多様なメタデータを実際に組み合わせて活用するシステムの構築などを支援する仕組みを研究します。最近はマンガ・ アニメ・ゲームの作品に関する、より高度なメタデータ連携のための研究などに取り組んでいます。
メタデータスキーマとは、メタデータの作成や利用に必要な設計図です。より良いスキーマを効率良く作成するため、既存のスキーマを引用・応用した新たなスキーマの作成支援などに取り組みます。また、既存のスキーマの発見を支援するため、スキーマを蓄積し検索可能とするメタデータスキーマレジストリの開発にも関わります。
メタデータ研究室では、ディジタルライブラリ(Digital Library)やディジタルアーカイブ(Digital Archive)を中心に、インターネット上に溢れている様々な情報資源に対し、流通・管理を目的としてメタデータを用いた研究課題に取り組んでいます。
インターネット上で様々な情報資源へのアクセス性を高めることや、現在のディジタルコンテンツを将来の利用者にも利用できるように保存することなど、多くの挑戦すべきテーマがあります。
当研究室では、「情報を扱うための技術とそれを支える概念を理解すること」を目指し、「手を動かして何かを作ってみよう!」ということに関心を持つ学生諸君を歓迎します。
“メタデータ” とは、「data about data」、すなわちデータについてのデータのことを指します。
例えば、上の図の様なラベルのついていない缶詰めを思い浮かべてください。
この缶詰めの中身は何でしょうか? 鯖の味噌煮? それともキャットフード?
答えは、缶詰めを開いてみないと分かりません。でも、きちんと缶詰めにラベルが付けられていれば、私たちは簡単に缶詰めの中身を知ることが出来ます。
このラベルの様に、ある物について説明しているデータのことを“メタデータ” と呼びます。
また、缶詰めの様に長期間保存するものは、途中でラベルが分からなくなってしまうかもしれません。ただ単純にラベルを付けるだけでなく、1 年後、10 年後、100 年後も中身が分かるようなメタデータを付けることがとても重要になります。
こんなことがディジタル上では頻繁に起こります。
本研究室では、ディジタル上の様々なコンテンツに、メタデータを付けることで、アクセスと管理を簡単に行えるようにすることを目指して研究を進めています。
ディジタルアーカイブとは、ディジタルコンテンツを長期に渡って保存し、利用者に提供するサービスです。コンテンツの長期保存と利用に必要なメタデータの設計と管理、保存されたコンテンツの発見支援、複数のディジタルアーカイブの連携などを目的とした研究を行います。東日本大震災に関連するディジタルアーカイブや無形文化遺産を対象とした研究を進めています。
マンガの制作や流通に関わるメタデータの研究です。マンガの内容に関する情報、コマや人物など構造に関する情報、マンガ同士や他の資料との関係などを記述したメタデータを整備し、ディジタル上でのマンガに関する様々な活動を支援します。マンガへの情報付加や表現の分析といったマンガメタデータの利用に加えて、その効率的な作成についても研究を進めています。
様々な人や組織が作成したメタデータを、互いに組み合わせて利用できる形で Web 上に公開・共有する、Linked Open Data という試みが注目されています。連携可能なメタデータの発見や、多様なメタデータを実際に組み合わせて活用するシステムの構築などを支援する仕組みを研究します。最近はマンガ・アニメ・ゲーム作品のより高度なメタデータ連携のための研究に取り組んでいます。
メタデータスキーマとは、メタデータの作成や利用に必要な設計図です。より良いスキーマを効率良く作成するため、既存のスキーマを引用・応用した新たなスキーマの作成支援などに取り組みます。また、既存のスキーマの発見を支援するため、スキーマを蓄積し検索可能とするメタデータスキーマレジストリの開発にも関わります。
4年生を中心に行う全体ゼミと、各グループ毎に分かれて行うグループゼミがあります。
ゼミで主に行うことは、研究の進捗報告、論文の紹介などです。
例年以下の様に進めています。
・全体ゼミ: 週1(2時間程度)
・研究室の皆が全員集まるゼミです
・2週間に1度のペースで進捗報告の発表を行います
・各グループゼミ: 週1(2時間程度)
・メタデータスキーマグループ、マンガメタデータグループ、ポップカルチャーメタデータグループの4つに分かれて行います
・毎週進捗報告を行い、全体ゼミよりも密なミーティングを行います
・その他・個人ゼミ、随時勉強会あり
Webプログラミングに関する知識・技術が求められます。
使用するプログラミング言語は、Ruby、Python、JavaScript、またWebアプリケーションフレームワークにはRuby on RailsやVue.jsを使っている学生が多いです。
その他、メタデータに関連した知識としてRDFやOWL、SPARQLなどについての知識が必要になります。
これらの知識・技術を身につけるため、本研究室では配属後に学生主体で勉強会を行っています。
和やか、賑やかな研究室です。留学生の方も多いので国際色も豊かです。
よく先生方や学生のお土産が置いてあることが多いので、食べ逃さないようにしましょう!
また、マンガの研究をしているだけにマンガがいっぱい置いてあります。会話にもちらほらマンガの話が...!
また、研究で分からないことがあるときは、気軽に先生や先輩に質問して下さい。いつでも待ってます!
コアタイムは特にありません。平日は毎日研究室来る人もいれば、自宅で主に作業を行う人もいます。
しかし、なるべく研究室に毎日来ることをお勧めしています。毎日研究室に来れば、研究が行き詰まっても同期や先輩、先生から良いアドバイスがもらえるかもしれません。平日の日中(11:00~18:00ぐらい?)を目安に、毎日研究室で作業を進めるのが理想的だと思います。
本研究室には、大きく4つのテーマがあります。(詳しくはAboutをご覧下さい)このテーマに沿って、学生が選ぶこともあれば、先生から提案されることもあります。その他、ディジタルコンテンツの流通に関わることなど、学生からの希望があれば、それに沿って研究テーマを決めます。
学類生のうちから積極的に学会で発表することが求められます。特に大学院に進学希望の方は必須です。