Overview
マンガは日本を代表する文化の一つとして認知されるに至っています。しかしマンガをディジタル環境で一般のユーザが期待するように「便利に」扱うことには困難が伴います。
マンガはビットマップの画像データで扱われることが一般的で、日頃マンガの読者が当たり前のように読み取っている個別のコマやキャラクター、セリフといったマンガの構成要素をコンピュータが利用することは容易ではありません。このため、一般的な文書や音声・動画メディアなどでサービス化されているコンテンツを利用する機能がマンガについては実現されていません。
そこで私たちはマンガの構成要素や提供単位に関する情報を画像データの「メタデータ」として記述・提供し、画像データとは独立にマンガの情報をディジタル環境で扱えるようにする技術の開発を行っています。